エコと薬膳

薬膳という言葉を聞くと薬という字がついているために、悪くなった身体を癒すというイメージがありますが、それは全く逆であり、病んでしまう前に毎日の食事を美味しく、楽しみながらとるというのが本来の意味あいであり、究極のエコにつながると考えられます。
薬膳とは、自然界にあるもの全てを食物ととらえて、医食同源の元に各人の異なる体質や臓器に適した食物を摂ることが効果的かを予防医学の考えに基づく中国医学におけるる帰経（きけい）効果がある料理ということです。
帰経（きけい）効果と言う言葉は耳慣れませんが、食べ物が体のどの臓腑に、どの経絡に、どの部位に特に影響を与えるかを示したものです。
薬膳というと味はどうなのだろうかと考えてしまいますが、ぐるなび行ってみたいレストランにも薬膳料理が紹介されたりしていますので、日本人向けになじんだものもありそうです。