中国の環境問題

近年、急速に成長と工業化を遂げた中国の環境問題を総括すると、次のようになるそうです。



この10年、平均実質成長率10%という高成長を遂げ、人口も13億人を突破した中国は、CO2排出量でも2000年には世界全体の12%を占めるなど他国を凌駕しています。最近は石炭の燃焼による硫黄酸化物が原因とされる酸性雨が広く観測されるなど、深刻な環境汚染が進んでいます。

1.全国の汚染物排出総量が、年々、急速に増加しており、環境対策は地域的、局所的な対応では解決を見ない状況になっているます全国的な統一した環境対策の推進が必要となっています。


2.汚染レベルの指標が比較的高い水準にあるります。公害の深刻化を国民に教え、公害の悲惨さを認識させる啓蒙教育がまず必要とされています。中国人一人ひとりの環境問題解決に協力する必要があります。


3.一部の都市での環境は悪化傾向にあり、世界の過去の事例を教訓として、外国からの環境対策ノウハウの導入・対応のあり方を参考にするとともに、法律の適用の強化、罰則の強化などの施策が必要とされます。


4.環境汚染と生態破壊は住民の健康にも危害を加えることを、日本の四日市病や水俣病などの事例を紹介して中国国民に周知させ、政府の環境政策へ一層の協力を求める動きが必要とされています。

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