ちょっと前の話になりますが、進行中のCOP10について、書きます。
▼開催期間:2010年10月11日(月)~29日(金)の約3週間
・カルタヘナ議定書第5回締約国会合(COP/MOP5):11日(月)~15日(金)
・生物多様性条約第10回締約国会議(COP10):18日(月)~29日(金)
・閣僚級会合:COPのうち27日(水)~29日(金)
COP(Conference of the Parties)とは、国際条約の締約国が集まって開催する会議
のことで、生物多様性条約のCOP10とは、「生物多様性条約第10回締約国会議」の略
称となります。
生物多様性条約は、1992年 リオデジャネイロにおいて開催された国連環境開発会議
(地球サミット)において、砂漠化対処条約、気候変動枠組条約とともに誕生しました。
生物多様性条約では、条約の締約国が概ね2年ごとに集まり、各種の国際的な枠組み
を策定するCOPが開かれますが、生物多様性条約の目的は、以下の3つとなります。
・生物の多様性の保全
・生物多様性の構成要素の持続可能な利用
・遺伝資源の利用から生ずる利益の公正で衡平な配分
そして、2010年には、生物多様性条約第10回目締約国会議(略称:COP10)が私たち
日本の名古屋の地で開催されました。
この2010年は、国連の定めた「国際生物多様性年」であり、
2002年のCOP6(オランダ・ハーグ)で採択された「締約国は現在の生物多様性の損失
速度を2010年までに顕著に減少させる」という「2010年目標」の目標年にもあたります。
つまり、2010年に開催されるCOP10は、生物多様性条約にとって節目となる重要な会
議となります。
会期中は、約190ヶ国から、約7,000人が名古屋に集い、地球環境の将来についての議
論が行われました。
▼主催者:生物多様性条約事務局(カナダ・モントリオール)と開催国政府
▼参加者:約7,000名(COP9会議登録者 約5,000名:国連関係者・各国政府関係者・NG
Oなど)
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